概要
「皿」字は食物を盛る食器を意味し、その形に象る。
また引伸して容器全般を意味する。碗・杯・鉢・皿・盥などの総称。
日本における「皿」(和訓:さら)は主に浅く平たい食器のみを指し、特殊な用法である。
偏旁の意符としては食器・容器に関することを示す。
皿部はこのような意符を構成要素とする漢字を収めるが、もっぱら偏旁の脚に置かれ上下構造を取るのが特色である。
部首の通称
- 日本:さら
- 中国:皿字底
- 韓国:그릇명부(geureut myeong bu、食器の皿部)
- 英米:Radical dish
部首字
皿
- 中古音
- 広韻 - 母梗切、梗韻、上声
- 詩韻 - 梗韻、上声
- 三十六字母 - 明母
- 現代音
- 普通話 - ピンイン:mǐn(旧:mǐng) 注音:ㄇㄧㄣˇ(旧ㄇㄧㄥ) ウェード式:min3(旧:ming3)
- 広東語 - Jyutping:ming5 イェール式:ming5
- 日本語 - 音:ベイ(漢音)・ミョウ(ミャウ)(呉音) 訓:さら(日本的な用法)
- 朝鮮語 - 音:명(myeong) 訓:그릇(geureut、食器)
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例字
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脚注




