近藤牧場(こんどうぼくじょう)は、北海道札幌市北区新川694-1に位置する酪農牧場。1915年(大正4年)創業。
札幌市街地に残る数少ない牧場のひとつで、同様に稀少となった木製サイロ(1925年建築)がある。
また場内にはもう1基、札幌軟石製のサイロが建っている。異なるつくりのサイロが近くに並んで使われているのは珍しい。牧草地は拡大する市街地に囲まれており、牧場の近隣に高層住宅や大型ショッピングセンターが建ち並ぶという景観を生んでいる。
1998年の資料によると、牧草が牧場経営の中心となっている。乳牛も3頭ほど飼われているが、これは近所の小学生が見学に来たときに備えてのことである。
さっぽろ・ふるさと文化百選のNo.028、ならびに北区歴史と文化の八十八選のうち、「2.水辺と開墾の道〈北・新川・新琴似・麻生コース〉」に属する「30.近藤牧場」として選定されている。
脚注
参考文献
- 『札幌の建築探訪』北海道新聞社、1998年10月30日。ISBN 978-4-89363-993-6
- 青木由直『札幌の秘境』北海道新聞社、2009年6月15日。ISBN 978-4-89453-507-7。




