宝寿院(ほうじゅいん)は、東京都足立区にある真言宗豊山派の寺院。
歴史
1394年(応永元年)、賢長によって開山された。千葉氏の祈願所として創建されたという。かつては近くの吉祥院を本寺としていたが、1939年(昭和14年)に真言宗豊山派本山の長谷寺を本寺とした。
当院の山門は「薬医門」と呼ばれている。この門は大聖寺の本堂を建てた大工によって文久年間(1861年~1864年)に建てられたという。1959年(昭和34年)の境内整備で位置をずらし、その際に門の保存のため朱塗りにした。
十王堂
かつて本木地区には「十王堂」と呼ばれる堂宇があった。敷地は8畝6歩(約246坪)もあり、一堂宇としては充分すぎるくらいの広さであった。堂内には、十王像や阿弥陀三尊像が安置されていた。明治初期に当院に吸収合併され、仏像・什器は当院に移された。
交通アクセス
- 扇大橋駅より徒歩18分(経路案内)。
脚注
参考文献
- 『足立区仏教会その歩みと名鑑』足立区仏教会、1989年
- 「本木村 寳壽院」『新編武蔵風土記稿』 巻ノ136足立郡ノ2、内務省地理局、1884年6月。NDLJP:763997/34。
- 「本木村 十王堂」『新編武蔵風土記稿』 巻ノ136足立郡ノ2、内務省地理局、1884年6月。NDLJP:763997/35。
関連項目
外部リンク
- 恵日山宝寿院




