JTインターナショナル(JT International SA)は、日本たばこ産業(JT)の国際部門を担う子会社であり、国際的なたばこメーカーである。スイス・ジュネーヴに本社を置き、120か国で事業を展開している。
2018年現在、全世界で400箇所の事務所、27箇所の工場、5箇所の研究開発センター、5箇所のたばこ加工施設を持ち、約4万人を雇用している。
エディ・ピラー(Eddy Pirard)が社長兼CEO、嶋吉耕史が副CEO兼執行ヴァイスプレジデント(事業開発・企業戦略担当)を務める。
歴史
日本たばこ産業は1999年に、アメリカに本社を置く多国籍たばこメーカー、R.J.レイノルズ・タバコ・カンパニーの子会社のRJRインターナショナルを78億ドルで買収し、JTインターナショナルを設立した。
2007年、イギリスに本社を置き、FTSE100種総合株価指数の構成銘柄であったギャラハーを94億ポンドで買収した。これは、日本企業による国外企業の買収額としては当時最大のものだった。
2009年、アフリカのたばこ販売会社であるトライバックリーフ(Tribac Leaf Limited)の国際事業の一部と、ブラジルのたばこ会社であるカンネンベルグ(Kannenberg)、KBH&Cを買収した。同年、アメリカのタバコ葉供給会社であるヘイル&コットン(Hail & Cotton Inc.)、JEBインターナショナルとの合弁により、JTIリーフサービス(JTI Leaf Services)を設立した。
保有ブランド
主要ブランド
以下のブランドの売上は、JTIの売上の72%を占めている。
- ベンソン&ヘッジス(Benson & Hedges)
- キャメル(Camel)(アメリカ国外)
- グラムール(Glamour)
- LD
- メビウス(Mevius) (旧マイルドセブン)
- ナチュラルアメリカンスピリット(Natural American Spirit)(アメリカ国外)
- シルクカット(Silk Cut)
- ソブラニー(Sobranie)
- ウィンストン(Winston)(アメリカ国外)
脚注
外部リンク
- 公式サイト


