『FZ戦記アクシス』(英題:Final Zone)は、ウルフ・チームが開発し1990年10月10日に発売されたX68000用アクションシューティングゲーム。同年10月12日にメガドライブに版が発売。
Windows用ソフトとしてプロジェクトEGGにて2004年にX68000版、2013年にメガドライブ版が配信された。2025年1月17日にはShinyudenよりNintendo Switch版が発売予定。
概要
斜めからの立体的な視点(クォータービュー)を採用したロボットアクションゲーム。8方向移動(方向キー2度押しでダッシュも可能)とショットボタンで自機を操作。
全部で14個装備できる特殊兵器は、シールドの役目も果たし、装備している数だけ敵からの攻撃を防御してくれる。ステージ最後には大きなボスが登場し、撃破することで1ステージクリア。目指すは要塞アクシス。
X68000版は、ディスク3枚組の1枚まるまるオープニングに使用。オープニングを見ない場合は、残りの2枚で起動できる。「クォータービュー」という造語を初めて用いた作品である。同様の視点でのゲームは過去にも存在したが、これ以前は特に呼び名は付いていなかった。
ストーリー
音楽
他のウルフ・チーム作品同様、桜庭統が参加。何曲かは榎本英彦。 メガドライブ版は宇野正明、桜庭統、塩生康範。塩生は効果音も手がける。
X68000版は、先に発売されていた『グラナダ』(1990年)同様、内蔵のFM音源の他にMIDIに対応。ローランドのMT-32、CM-32LのLA音源のほかに、CM-64(CM-32P)のPCM音源にも対応している。
- サウンドトラック
FZ戦記アクシス(東芝EMI TOCT-5931) - 生産中止。バンドアレンジを含む。
スタッフ
- メガドライブ版
- オリジナル:秋篠雅弘
- プログラム:五十公野寛、杉山雅彦
- サブ・プログラム:上野和則、谷裕紀彦、徳弘親昭
- イメージ・イラスト:美樹本晴彦
- グラフィックス:石井史人、佐藤学、松島正幸、永田和宏、杵渕進二郎、大西ゆうじ、牛島勇二
- 音楽:宇野正明、桜庭統、塩生康範
- S.E.:塩野康範
- プランニング:井上一義
- プランニング・アドバイザー:後藤清治
- アド・デザイン:石井史人
- ビジネス・ワーク:浅沼穣、宇野正明、栢野弘之
- スペシャル・サンクス:福島和行
- プロデューサー:秋篠雅弘
評価
- メガドライブ版
-
- ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では合計20点(満40点)となっている。
- ゲーム誌『メガドライブFAN』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通り17.27点(満30点)となっている。
- ゲーム本『メガドライブ大全』(2004年、太田出版)では、自機のサイズが大きいために攻撃が避けにくい事を指摘した上で「ダメージを受けて外装がはがれる演出をたっぷりと拝める」とした他、デモ画面や音楽に関しては好意的な評価をした上で「面白いゲームだと錯覚してしまいそう」と否定的に評価した。
脚注
関連項目
- ファイナルゾーン(1986年) - 日本テレネット時代のウルフ・チームの代表作。
- グラナダ(1990年) - AXISの前に発売された、トップビューシューティングゲーム。
- ソル・フィース(1990年) - AXISの後に発売された、横スクロールシューティングゲーム。
外部リンク
- FZ戦記AXIS for X68000(プロジェクトEGG)
- FZ戦記AXIS for メガドライブ(プロジェクトEGG)
- ファイナルゾーン for X1(プロジェクトEGG)
- ファイナルゾーンII for PCエンジン(プロジェクトEGG)
- Final Zone(英語) - MobyGames

![[X68K] FZ Senki Axis OST Boost Mix / FZ戦記アクシス BGM YouTube](https://i.ytimg.com/vi/EM6gKo6VmFg/maxresdefault.jpg)


