ジェイ・キャンベル・ビューナー(Jay Campbell Buhner, 1964年8月13日 - )は、アメリカ合衆国・ケンタッキー州ルイビル出身の元プロ野球選手。
現役時代は主にシアトル・マリナーズで活躍した。愛称は「Bone(骨)」。メジャー屈指の強肩で知られたビューナーが主な守備位置としていたシアトルの右翼は、「Bone Yard(骨の庭)」と呼ばれていた。
経歴
マクレナン・コミュニティ・カレッジ卒業。1983年のMLBドラフトでアトランタ・ブレーブスから9巡目指名されるがサインをせず、翌1984年のMLBドラフトでピッツバーグ・パイレーツに2巡目(全体36位)指名され、プロ入り。まもなくニューヨーク・ヤンキースへトレードされ、1987年9月11日にメジャーデビューを果たす。
1988年シーズン途中、トレードでシアトル・マリナーズに移籍した。1993年、マリナーズの選手としては初となるサイクルヒットを記録。
1995年から3年連続で40本以上の本塁打を記録するなど活躍した。
2001年、故障の影響でほとんど出場することができず、同年に現役引退。
2004年、マリナーズ野球殿堂入りを果たし、ビューナーの付けていた背番号19は永久欠番に準ずる扱いとなった。マリナーズ在籍中の三振1375は球団記録である。
人物
スキンヘッドで強面のビューナーだったが、地元シアトルでは大きな人気を誇った。熱血的な気質で、1990年代のマリナーズ時代にはリーダーシップを発揮してチームメイトを率いた。ジョン・オルルドはビューナーについて、「誰かが落ち込んでいたら、彼はいつもそばにいて励ます」と語っている。
ビューナーの現役当時のマリナーズでは、「ジェイ・ビューナーと坊主頭の夕べ」というイベントがしばしば催された。ビューナーと同じ坊主頭のファンは入場無料になり、坊主頭ではないファンもビューナーに直々に坊主頭にしてもらえるというユニークな企画であった。
詳細情報
年度別打撃成績
- 各年度の太字はリーグ最高
表彰
- ゴールドグラブ賞:1回(1996年)
- MLBオールスターゲーム選出:1回(1996年)
- サイクルヒット:1回(1993年6月23日)
背番号
- 54 (1987年 - 1988年途中)
- 43 (1988年途中 - 同年終了)
- 19 (1989年 - 2001年)
外部リンク
- 選手の通算成績と情報 Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)




