ネーデルラント室内管弦楽団またはオランダ室内管弦楽団(オランダ語: Nederlands Kamerorkest)は、オランダ・アムステルダムを本拠地とする室内オーケストラである。

沿革

1955年にシモン・ゴールドベルクを中心として設立。1985年に「アムステルダム・フィルハーモニー管弦楽団」(Amsterdams Philharmonisch Orkest)と「ユトレヒト交響楽団」(Utrechts Symfonie Orkest)とが合併し、ネーデルラント・フィルハーモニー管弦楽団となるが、「ネーデルラント室内管弦楽団」の名称で引き続き活動を行っている。

コンサート活動が中心であるが、ネーデルラント・フィルハーモニーとともにネーデルラント・オペラのピットに多く入る楽団である。

指揮者・楽団構成・メンバー

かつて指揮を務めた主要な指揮者としては、ゴールドベルク、デイヴィッド・ジンマン、アントニ・ロス=マルバらがいる。合併後はネーデルランド・フィルと兼任でヘルムート・ヘンヒェンが首席指揮者を務めた。2003年から同じく兼任でヤコフ・クライツベルクが首席指揮者に就任した。2011年にクライツベルクが病没したため、2011/12年のシーズンからマルク・アルブレヒトが就任した。またフィリップ・アントルモンが客演指揮者を務める。なお、2004年にコンサートマスターのゴルダン・ニコリッチが音楽監督に任命されている。

首席指揮者

  • 1955~1979年:シモン・ゴールドベルク
  • 1979~1986年:アントニ・ロス=マルバ(Antoni Ros-Marbà)
  • 1986~2002年:ハルトムート・ヘンヒェン
  • 2003~2011年:ヤコフ・クライツベルク
  • 2011~2020年:マルク・アルブレヒト
  • 2021年~:ロレンツォ・ヴィオッティ(Lorenzo Viotti)

録音・録音活動

主なレコーディングは、レオポルト・ハーガー指揮・ジャン=ジャック・カントロフあるいはユリア・フィッシャーの独奏によるモーツァルトのヴァイオリン協奏曲全集、ゴールドベルクの独奏でJ・S・バッハのヴァイオリン協奏曲集、ジンマン指揮でJ・C・バッハのシンフォニア集などがある。

脚注

出典

外部リンク

  • Nederlands Kamerorkest - 公式ウェブサイト

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